こんにちは!Outdoor Marinのノブです。
「春になって暖かくなってきたし、そろそろ海に出たい」
そう思う方は多いと思います。
しかし、実は、日本では春(3月〜6月)が最も海難事故が多い季節なんです。
これは海上保安庁の統計でも明確に示されています。
特にカヤックや小型ボートなど、自力で自然と向き合うアクティビティでは、春の海は想像以上に危険です。
この記事では、気象と航海の視点から「なぜ春に事故が多いのか」、そして「安全に海に出るためのポイント」を解説します。
「春に海難事故が増える5つの理由 (俺的考え)
こんな事が危険じゃない?とかそんなことないでしょ!っとか意見がありましたらドシドシとメール下さい。」
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① 天候が急変しやすい
春は低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わる季節です。
出発時は無風・快晴
数時間後に強風・高波
というケースが珍しくありません。
春一番(南よりの爆風)が吹くのもこの時期です。
特に怖いのは、
風向きが急に変わることです。
僕が経験した事例では、船をアンカーリングして潜水作業中に、停泊している間に風向きが変わりアンカーが外れて上がったら船がいない!っという事がありました。
しかし、船には常に一人待機しているので、全然想定内で大丈夫だったのですが、もし誰もいなければ、そのまま船は流され自分達は、漂流していたと思います。
カヤックの場合は、船の様に軽快に素早く行動が出来ません、動力も人間なので疲れるとドンドン鈍足になっていきます。
なので、風向きが変わったり風が強くなったりする前に行動を起こす事が大事です。
出発時とは風向きが変わって、帰りに強い向かい風に変わり帰れなくなるっと言う事になりかねません。
そうならない為には、天気予報の確実なチェックと天気の変化を察知する能力が必要です。
天気だけではなく潮流の向きや速さも知っておきたいです。
風向きと潮流が同一方向になると、逆らって進むのが大変になります。
② 海に出る人が増える
これは、言わずとも分かるかもしれません。
冬の間は控えていた人たちが、一斉に海へ戻ってきます。
GWは、特に海に人が増えます。
- 釣り
- プレジャーボート
- カヤック・SUP
結果として、事故の絶対数も増えます。
③ 「暖かい=安全」という錯覚
春は気温が上がるため、つい油断しがちです。
しかし実際には、
- 天候は冬より不安定
- 風はむしろ強くなる日も多い
暖かいから天候も安定する訳ではありません、体感と実際の危険度がズレる季節です。
④ 視界不良(春特有)
春は以下の影響で視界が悪くなります。
- 霧
- 春霞
- 黄砂
これにより、 位置を見失う事や他船との衝突リスクが高まります。
こんな日は、視界が良くなるまで出艇しないようにする事です。
また、海上での視界不良のためにGPS付きの魚探や位置情報アプリ(海釣図など)を持っておき、他船から位置が分かるようにレーダーリフレクターを持っておくのがいいです。
(俺もレーダーリフレクターを作らねば。エラそうな事言っときながら、自分がもっていない。汗)
レーダーリフレクターの作り方
↓
https://www.kaiho.mlit.go.jp/04kanku/yokkaichi/e-0/e-6/osirase_mienaakan.htm
⑤ 海水温がまだ低い
ここが最も見落とされがちなポイントかもしれません。
春の海水温(九州北部)は約12〜16℃。
もし落水するとどうなるのか?
数分で体が動かなくなり、低体温症、最悪は死にいたります。
気温は、暖かくても水温は、まだまだ低い季節です。
先日釣りに行った時は、水温は14℃でした。
体が動かなくなるまでは、数分で動かなくなる可能性があります。
ライフジャケットを着けていたとしても、適切なウエアリングが出来ておらず、尚且つ再乗艇が出来なければ、早い段階で低体温症→意識不明となる可能性が高いと思っています。
※水温14℃は意識不明まで1~2時間、予想生存時間1~6時間
まだまだ、ドライスーツかウェットスーツが必要な時期だと思っています。
救助までに許される猶予時間↓

【なるべくリスクを軽減する為には?】
- できれば単独行動を避けてお友達と行く
- 「帰れるうちに帰る」早めの行動を徹底
-天気予報を随時チェック
-適切なウエアリング
-セルフレスキューの習得
-基本的なパドリングの習得
【中止判断】
以下に当てはまる場合は、出艇を見送るべきです。
- 風速5m/s以上(あくまで基準)
- 雷
-視界不良
-波・うねりが大きい日
【まとめ】
春の海は一見穏やかですが、実際には、天候が急変しやすく海水温が低いです。
その為、適切な判断が安全に楽しむ為に必要です。
年間で最も事故が多い“油断しやすい季節”です。「行けるかどうか」ではなく「やめる理由がないか」で判断することが重要かもしれません。
安全第一で、KAYAK FISHING LIFE楽しんでください!!
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